なぜ彼らは出馬するのか? ドキュメンタリー映画『立候補』が与えた衝撃 (3/3ページ)

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しかし「泡沫候補」たるもの、そう簡単に政治を変える事ができないのでは、情熱の空回りなのでは……。そんな我々の不安や疑念を吹き飛ばす瞬間が、秋葉原駅前のマック赤坂さんの街頭演説のシーン

安倍晋三現内閣総理大臣の演説に多数の支持者が集まる中、はす向かいで数名の関係者とともにマック赤坂さんが、民衆に問いかける。圧倒的劣勢のなか、世代を超えて、時空を超えて、もっとも最小な単位での革命が、スクリーンに浮かび上がる。

マック赤坂さんの高笑いと、その感動的な風景は。泣き笑い必須のシーンだ。それまで政治や選挙を浮き彫りにした作風が、純粋なヒューマニズム溢れるドラマへと還元される様は圧巻。

社会派映画と肩肘張らずに、是非とも登場人物たちの心模様に思い馳せて見てはいかがだろうか。きっと度肝を抜かれるだろう。笑えるか、笑えないかはあなた次第だ。

もちろん、映画は単にドラマとして消費されるだけでは、いずれは忘れ去られてしまうのも事実。

昔話のように、人から人へ、教訓や人のありようを届けられるような、そんな名作・快作を今年度も期待したい!
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