『ホーンズ 容疑者と告白の角』アレクサンドル・アジャ監督にインタビュー (5/6ページ)
――監督ご自身が最も影響を受けた、好きなホラー映画はなんでしょうか?
アジャ:こういったタイプの作品が好きなのは、キャラクターを極端な状況においてどういったリアクションをとるのかを追うのが好きだから。
ヒーローやキャラクターたちがその状況下でどうするのか? 逃げるのか、戦うのか、どんなリアクションをするのか、映画の登場人物達の立場に置かれたら時にどうするのかを観客も考えさせられるような、まるで自分がその映画を生きているような、そういう映画が好きなんだよね。
特に、我々は実生活で幸いにも経験しなくてもいいような事を映画の中だからこそ経験出来る、そういうストーリーテリングが一番好きだから、こういったタイプの映画を作っているんだと思う。
一番影響があったというより、最初の出会いは『シャイニング』だね。6~7歳くらいの時に違う作品と間違えて、VHSを借りてしまって、再生して「あれっ、違うな」と思ったんだけど、止めることができずに全部観てしまったんだ。まるで催眠にかかったかのようで、その催眠が今も続いているんだよね。その時の体験がなければ、こういったタイプの映画を作る事はなかったかもしれない。