『ホーンズ 容疑者と告白の角』アレクサンドル・アジャ監督にインタビュー (1/6ページ)
ダニエル・ラドクリフ主演の復讐ダーク・ファンタジー映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』。
今回は本作を手がけ、『ヒルズ・ハブ・アイズ』、『ハイテンション』、『ピラニア3D』などでも知られるフランスのホラー王、アレクサンドル・アジャ監督にインタビューして参りました。
これまでにも何度かホラー映画の監督を取材してきましたが、彼らのほとんどが影響を受けた作品として名前を挙げたのが、アジャ監督の『ハイテンション』。
そんな絶大な支持を得るアジャ監督に、これまでの作品に比べるとエモーショナルな要素もある『ホーンズ 容疑者と告白の角』のお話と併せて、ホラー観についても話を聞きました。

アジャ監督のホラーのルールとは?
――原作にもそのテイストはありますが、本作はヒーロー誕生譚のようにも感じられました。製作の際、「ヒーローもの」というのは意識したのでしょうか?
アレクサンドル・アジャ(以下、アジャ):原作でも、非常につまらない、何も起きないイブの楽園からアダムとイブを救ったのは悪魔であり、スーパーヒーローであるといった書かれ方をしているから、そういった要素はあるとは思う。
でも、自分がこの物語に惹かれてやろうとしたことは、キリスト教の神話のシンボリズムをとって、それを何か寓話という形で、例えば初恋や裏切り、復讐といったものを描くことなんだ。哲学的な寓話みたいなものにしたかったんだよね。