『響け!ユーフォニアム』による「ユーフォノミクス」に関する考察(その1) (1/2ページ)

あにぶ

響け!ユーフォニアム©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会、©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
響け!ユーフォニアム©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会、©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

今期放送中の「 響け!ユーフォニアム 」は、京都アニメーション制作の音楽モノという共通点から、「けいおん!」を連想するかたも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、かつて「けいおん!」が巻き起こした楽器バブル…今風に言えば「楽器業界版けいおノミクス」とでも呼ぶべき現象が再来するか考えてみます。

■アニメ業界以外にも広がった「けいおん!」ブーム

「けいおん!」は、2009年のアニメ化で人気に火がつき、BD/DVDやフィギュア、携帯ストラップといった従来の関連商品だけでなく、主人公が弾いていたエレキギター(Gibson Les Paul Standard HCS)が、実売20万円以上の価格をものともせず飛ぶように売れたり、当時メーカー生産終了となっていた楽器(Fender MG69/MH CAR、および同OCR)が大手楽器店の働きかけで再販されたりと、普段アニメとは直接関係ない楽器業界でもちょっとしたブームになりました。

かく言う私も、第1期の放送を観てから、実家でホコリをかぶっていたエレキギターとアンプを自宅まで運んだ挙句、ネックはそってるわ、PUセレクターはさび付いてるわと、いろいろ不具合があったので、お茶の水の楽器店で新調してしまいました。さらに、手持ちのアンプでは近所迷惑だということで、VOX amPlugという超小型アンプ(けいおんコラボモデル)を買おうか散々悩んでいるうちに売り切れた orz という経験があります。

■業界はすでに動いている

「響け!ユーフォニアム」も「けいおん!」と同様、現実の製品が登場する作品のお約束として、ネットでは吹奏楽や管弦楽の経験者が色めきだっています。さらに、春先なので新入生向けキャンペーンとしてYAMAHAとのコラボが始まっていて、楽器店に主人公の等身大POPが展示されたりしています。

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