「遺伝子100円」で販売…低レベルな東京大学の学園祭に愕然!

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アバンギャルドな出し物を発見
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 先日、文京区の本郷キャンパスで東京大学の学園祭が行われた。東京大学といえば、いわずと知れた“日本の頭脳”。その学園祭とは、いかにスマートなものなのだろうか。気になったので、潜入取材を敢行した。

 まず気になったのは、出店メニューの価格設定だ。「タイ焼き1個200円」、「わたあめ1本200円」、「焼き鳥串1本500円」……学園祭とは思えないプライシングが遠慮なしに掲げられる。もちろん夜店の屋台より味は落ちるが、これも東大価格ということか。

 安田講堂の前に設置されたステージでは仮面女子がパフォーマンスを見せ、熱狂を見せた。続いて登壇したのは、“東大の嵐”を自称するグループ。あまりのナルシス……、いや、ダンスの完成度に、またしても群衆は沸いた。

 その昔、社会を本気で変えようと学生運動をしていた団塊の世代がこれを見れば、安田講堂の使われ方の変わりように愕然とすることだろう。

1回100円で売ってくれる“東大生の遺伝子”の中身は

 そんな最中、各模擬店での販売見合わせがあると知った。

 理由を聞くと、

「2か所で火事が起きちゃったんです。だから火を使う店舗は完全にストップなんです」

 と、いかにも東大生らしいノーメイクの女性が塩対応。ボヤを起こした店の学生たちは力なく後片付けをしていた。

 人が急に集まり始めたのが、『東大生による人生相談 FREE』の模擬店。

 人生相談のメンバーには、<外国語の課題で12個も優を出した>、<東大京大W合格>、<りそな銀行の内定者>など。自信満々に書かれると逆に相談しにくい気がしてしまうのは、私の学歴コンプレックスのせいだろうか。

 そして、何より人目を引いていたのが、『東大生の遺伝子』を売っていたマイクパフォーマンス集団。

「東大に入るとこんな風になってしまいます!」

 と、マイクを使って絶叫している。倒れている男子学生に張り付けられている紙には「1回100円」の文字が。思い切って、メンバーに話しかけてみた──。

女性記者「あの、遺伝子ってどうやって?」
男子学生「…………」
女性記者「もしかして……」
男子学生「想像の通りです……」

 たった100円で1回は高いのか安いのか、賛否のあるところだが、質の悪い東大ジョークであることは言うまでもない。中途半端な悪ノリに微妙な心持ちになり、消化不良のまま会場を去ったのだった。

(取材・文・撮影/大伯飛鳥)

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