独特の動物目線が面白い!おすすめの犬&猫マンガ4選 (3/4ページ)
マメは郁ちゃんのことが大好きだから、秋吉くんをライバル視して、ちょっとヤキモチをやいちゃうことも。だけど実は、マメタロウにもはなこちゃんという紀州犬のかわいい彼女がいて……。犬も人間も恋をする、とってもやさしい青春ラブストーリーです。
作品内で、自分が雑種であることを気にしているマメタロウの描写が、ちらほら出てきます。彼女のはなこちゃんは白く美しい紀州犬なので、負い目を感じて落ち込んでしまうことも。しかし、マメタロウは機転がきく、とても賢い犬です。一説には、雑種はそれぞれの犬種のいいとこ取りをして、純粋種よりも優れることや、高い知能を持つこともあるのだとか。言葉も交わせない郁子と秋吉くんの想いに気がついたのも、マメタロウが雑種だからこそなのかもしれません。
基本はほのぼのな話ですが、郁がいじめられる問題なども描かれていて、時にシリアスな展開に。煩わしい人間関係は、犬目線で見ると不思議でしょうがないでしょうが、人の心がよく分かるマメタロウは、恥ずかしがり屋で繊細な郁ちゃんが、笑っている時も泣いている時もぴったり寄り添う、素敵なパートナーなのです。
あとがきマンガによると、マメのモデルは作者の飼い犬「チャロ」(雑種)だそうです。だから、登場する犬たちの仕草や行動も、どこかリアルが詰まっています。10年以上前の作品ですが、今読んでもマメタロウたちの可愛さにほっこりしてしまう名作です。
■『WILD CATS』愛しのペット、実はライオン!
『WILD CATS』 清水玲子 / 白泉社
■動物データ:シーザー(ライオン・メス)
最後にご紹介する作品のペットは、なんとライオン!(一応ネコ科)
主人公の筧龍一は、幼いころ道端に捨てられていた大きな子猫を拾い、シーザーと名づけて飼うことに。ライオンみたいに強いボス猫を飼いたかった龍一でしたが、本当にライオンだったことが判明! けれど、あくまで猫として育てられたシーザーは、体は立派で大きいのにネズミ一匹捕れず、犬や猫にもバカにされる、臆病なライオンになってしまいました。そんなシーザーですが、臆病な性格には彼女なりの信念があって……。