学歴や偏差値とは無縁だった職人が、娘と二人三脚で走ったお受験というレース。そのゴールテープの先に見えた未来とは・・・・・・ (4/5ページ)
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あ~ちゃんも、いわゆる定番ファッションをしていたそうだが、
通っている教室の先生からオーダーメイドのアトリエが紹介され、
オンリーワンの、個性が光る勝負服をつくることとなった。
合否に服装は関係ないとされているが、見栄えが良くてマイナスはない。
面接まで辿り着く保障もないまま、その服に袖を通したあ~ちゃんが、他の子よりも輝いて見えるように、
オーダーメイドの服を仕立てたそうだ。
結果、見事あ~ちゃんはその服に袖を通すことができた。
最終科目、親子面接。
泣いても笑ってもこれがお受験の最後。
面接官からの質問に答える母(著者)と娘。
最後に父親に向けて、
「娘さんの、長所、ここは、えらいなぁと思うところは、どんなところですか?」
という質問があった。
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(以下、STORYS.JPより転載)
パパは、また、訥々と、話した。
努力をして、がんばれば、達成できるとわかっているところ。
鉄棒にしろ、自転車にしろ、ヴァイオリンにしろ、
自分自身で、努力する喜びをすでに知っているのが、いいと思っているということを話した。
逆上がりの練習で、手にマメを作って、つぶれて血が出ても、できるまで、鉄棒にしがみついていたこと、
補助輪をはずした自転車で、何度も転んで、あちこち擦りむいたのに、泣かずに、乗れるようになるまで諦めなかったこと。
思い出したパパは、涙声になった。
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最後の最後で涙を流した職人パパ。