古今東西、媚薬効果があるとされてきた10の食材・成分(含都市伝説) (3/6ページ)
だが、チョコレートについては強力な媚薬として昔から利用されてきた。古代アステカでは、12個のカカオ豆で売春婦を買うことができた。アステカの王モクテスマは、ハーレムを訪れる際にカカオを液体にしたものを50杯も飲み干したと伝えられている。
チョコレートの効果は、フェネチルアミンとアナンダミドによってもたらされる。フェネチルアミンは心拍数の上昇、活力の増強、多幸感など、恋愛中に見られる症状を引き起こす。すなわち、恋人の家にいるときに我々を駆り立て、また相手の携帯の発信履歴をこっそり覗かせるものなのだ。アナンダミドは脳の神経伝達物質で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールに似ている。大麻のような恍惚感は得られないが、チョコレートのリラックス効果を説明してくれるだろう。・5. サイの角
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東アジアでは、サイの角には勃起不全など多くの病気を治す効果があると信じられてきた。その人気の秘密は極めて希少なことにある。人間は珍しいものには特別な力があると考えがちだサイにとっては不幸なことに、その角の希少価値はますます高まっている。これは同じく性的魅力を高めると考えられるホワイトタイガーの生殖器についても同様だ。
5000万年を生きてきたサイは今絶滅の瀬戸際にある。その角を求めて密猟されることが原因の1つだろう。科学的にはサイの角はカルシウムが豊富な代物であるが、それはカルシウム入りサプリメントでも同じことだ。そうしたサプリメントはエキゾティックでもエロティックでもないかもしれないが、サイが絶滅したらそこに止まるアフリカの鳥がいなくなることを考えてみよう。しかもきちんと税関を通して角を手に入れる手段はない。