AT, DCT, AMT, CVT。自動変速トランスミッションのいろいろ。 (1/3ページ)

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AT, DCT, AMT, CVT。自動変速トランスミッションのいろいろ。

スズキの新しい軽自動車、アルトが話題だ。理由はデザインがAudiで手腕を振るった和田智氏が担当しており、唯一無二の存在感をアピールしていること、そしてもう一つは軽量化とシンプルなオートマチックトランスミッションを採用することで、燃費を飛躍的に向上させた点だ。今回は昨今のオートマチックトランスミッションのトレンドについて振り返ってみたい。

■ マニュアルトランスミッション(MT)

まずなぜトランスミッションが必要なのかを改めて考えよう。エンジンはピストンの往復運動を回転運動に変換しているためアイドリング回転数があり、毎分500~1,000回転程度常に回転させておく必要がある。それ以下の回転数となるとエンストを起こし止まってしまうためだ。そのために停止中はエンジンを駆動系から切り離す必要がある、それがクラッチだ。

クラッチを切ることでエンジンがアイドリングしていても車は駆動されない。

次にエンジンには許容回転数、いわゆるレブリミットが存在する。一般的なエンジンでは5,000~7,000回転程度であるが、もしもギアが1速しかない場合はこの最大許容回転数で速度が頭打ちになってしまう。そのため速度を出すためにギアを複数用意し、低速では低いギアを、高速では高いギアを利用する。このギアチェンジの際もクラッチを切り離し、接続することでスムースにギアチェンジすることができる。

http://www.honda.co.jp/factbook/auto/s2000/199904/019.html

昔は4~5速、現在では6速が主流で、一部7速が用意されている。


■ トルクコンバーター式オートマチック(AT)

古くからあるオートマチックといえば、トルコン式である。これはまったく構造がマニュアルと異なり、クラッチの代わりにトルクコンバーターと呼ばれる、羽根車を2つ向かい合わせて、粘度の高いフルードで包み、羽根車の回すというものだ。クラッチのように明確に切ったりつないだりということはなく、エンジンがアイドリング状態でも常に駆動しているために前に進もう力が働く。これがクリープ現象である。

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