危険ドラッグと児童ポルノ、地下に潜る両者の共通点とは (2/3ページ)
ただし、ごく最近になってインターネット上にSNSのような閉じた方式で通販ショップを構える腹を括った人間も増えて来たので、今後はそれらに対する切り崩しが激しくなる事が予想されている。
●実は国内に不良在庫として存在している児童ポルノ(※)※ ここで言う児童ポルノとは、子供の性行為が映っていたり、性器が丸出しになっているような物を指す。
児童ポルノに関しても、実は国内に出口がなくて倉庫の肥やしになっている不良在庫が多数存在している。 これらの多くは、元々裏ビデオ業者等が所持していたマスターテープやデータで、古くはVHS時代の物も含まれている。 これらは児童ポルノへの締め付けが厳しくなって以降、ヤクザ者でも迂闊に取り扱えなくなり、かといって捨てるに捨てられず、ダンボール箱いっぱいに詰め込まれてどこかで眠らされている。
たまに裏稼業の人間から 「これ買わないか?」 という話が回って来る事があるのだが、そんなものを預けられたとしても売り場が作れないため、よほど金に困って逮捕覚悟でもやるという人間以外は手を出せない。 では二度と出回らないかというとそうではない。 逆を言えば 「覚悟を決めた人間ならばやる」 という意味でもある。
これらも合法ドラッグと同様に、過去の顧客リストに名前が挙がっている人間を厳選してDMを送ったり、SNS的な場へ招待するなどし、小規模な直接売買の形を採る事が殆どだ。
●合法ドラッグと児童ポルノは暴力団しか扱えないヤクザ者でも手を余す児童ポルノだが、かといってどこかで暴力団が絡んでいないと、商売の元になる素材が手に入らないのも事実である。 ここまで規制が厳しくなり、表舞台から排除されると、シノギになるならないは関係なく、とりあえず暴力団にブツが集積される(※)。 その後は万が一の可能性を考え、組織とは直接結び付かない人間に商売をさせ、地道に細々と金に替えて行く。 生活苦から、危ないと解っていても手を出す人間はいるだろうから、児童ポルノも合法ドラッグも、そうした選択肢のない人間によって、今後も超アングラルートで売られ続ける事になる。 それを完全に根絶やしにするのは不可能だろう。