危険ドラッグと児童ポルノ、地下に潜る両者の共通点とは (1/3ページ)
"合法ドラッグ" と "児童ポルノ" を並べて語ると、話題になった事案を無理やり繋げているだけだと思われるかもしれない。 だが、この2つは非常に似通った "その後" が予想されている。
●歌舞伎町から姿を消した合法ドラッグ店警察が何度も大捕り物を繰り返した結果、新宿歌舞伎町には今現在合法ドラッグを扱う店舗は無い。 もしかすると超アングラな店が1軒くらい残っているかもしれないが、その可能性は薄いだろう。 なんたって最後まで営業を続けていた合法ドラッグ店の経営者が 「ウチが最後の最後まで粘ってた最後の1軒だと思うんだけど、もうリスクしかないし、客も来られないしで閉じました」 と言っているのだから。
ちなみに 「客が来られない」 という点についてだが、警察は店を見張るのと同時に、そこに出入りする客の監視も行っていた。 全盛期には歌舞伎町だけで200軒以上あったのではないかと言われる合法ドラッグ店の閉店が相次ぎ、残り僅かとなると、人手に余裕が出来たからか、客への職質が非常に厳しくなったという。 その店が入っている雑居ビル等に立ち入ろうとするだけで警官に囲まれるのだから、仮に合法ドラッグ目当ての人間じゃなくても避けるようになるだろう。 それにより、残った僅かばかりの店にも客が行きたくても行けなくなり、兵糧攻めのような形で根絶やしにされたと言った方が近いのだとか。
だが、この件については合法ドラッグ店に同情するつもりはない。 臨床結果も満足に出ていない、売っている方も使ったらどうなるか解らない危険な代物を売り捌き、何人も犠牲者を出したのだから、それくらいヤラれて当然である。
ところが、これによって日本の合法ドラッグ問題が解決した訳ではない。 むしろ、大量に余った行き場のない商品をどうにかするため、より地下に潜るだけだ。 店舗への摘発が苛烈になった時期に逃げ場として選ばれたのはインターネットだったが、いくら隠語だけでやり取りしようとそこも厳しくなり、今や顧客リストを元にした直接取り引きくらいしか警察の目を逃れる手段はない。 広く客を募るのはもはや無理なので、過去の取り引き歴のある客だけにDMを送るといった、一昔前の裏ビデオのような宅配の手法に戻るしかないのだ。