治療法なし!? エクスタシーが止まらない世紀の奇病
世の中には、なんとも不思議な病気があります。そのひとつが「持続性性喚起症候群(PSAS)」。通称「イクイク病」です。
症状は不感症の真逆で、超感じやすくなること。日常のごく普通の行動や現象さえもが刺激となって性感が高まり、絶頂に達してしまうのです。
仕事中にエッチな想像をして股間に変化が生じ、隠すのに苦労した、なんて経験は誰にでもあるでしょう。しかし、この病気はそんな生易しいものではありません。気持ちや雰囲気とは無関係に、体が勝手に快感を求めて暴走。なんにでも敏感に反応してしまいます。
自動車や電車の揺れ、携帯電話のバイブレーション、掃除機やドライヤーの振動、友人に肩を叩かれる、風に吹かれる、歩く……。こんなことがきっかけとなり、イッてしまうのです。その回数は1日数百回。寝ている時以外、のべつまくなしにイッているわけで、まともに生活することもできません。
患者は女性が多いようですが、男性患者もいます。ある男性は、家族の葬儀中に症状が出て9回も射精。激しい自己嫌悪に陥ったそうです。
快感も過ぎると苦痛になります。この病気が学会に報告されたのは2001年。10年以上が経ちますが、いまのところ原因は不明で、治療法も見つかっていません。