『ジュラシック・ワールド』コリン・トレボロウ監督にインタビュー (2/6ページ)
こういった素晴らしい人々が、当時と同じスピリットを持って『ジュラシック・ワールド』の製作には挑みました。そういった人選もあって、本作にはかなりの数のオマージュが入れられたわけです。しかし、同時に『ジュラシック・ワールド』シリーズと過去の『ジュラシック・パーク』シリーズとをつなぐ、橋渡しをする役目を今回の作品には持たせています。
この先の『ジュラシック・ワールド』シリーズは、旧作とは全く違った形で変化していき、恐らくオマージュなどは減っていくはずです。

人間同士の関係性も描かれる本作
――恐竜のバトルはさながら怪獣映画のようでしたが、監督自身日本の怪獣映画で好きな作品はあるのでしょうか?
トレボロウ:ギレルモ・デル・トロほどは詳しくありませんが(笑)、怪獣映画はもちろん観たことがあります。彼のようにジャンルの隅々まで観て、自身の映画に反映させるのは本当にすごいことです。私には彼ほどの知識はありません。そして、スティーブン・スピルバーグも怪獣映画、モンスター映画を愛しています。
色んな時代のモンスター映画を観ているとわかりますが、日本の怪獣映画がアメリカのモンスター映画に影響を与え、また逆にアメリカのモンスター映画が日本の怪獣映画に影響を与え、インスピレーションが歴史とともに何層にも重なっていると思うんですね。
どのジャンルでも、さまざまな国のさまざまな作品同士でそういった影響の与え合いが起こっていて、現代の映画はリミックスになっていると感じます。サンプリングを重ねたヒップホップのようなイメージです(笑)。
『ジュラシック・ワールド』が独特なのは、恐竜をモンスターというよりは「動物」として扱っているところです。