『空即是色』『対機説法』 迷える大学生がお坊さん&尼さんに悩みを相談してみた【尼僧編】 (3/4ページ)

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Mくん:人間関係の悩みなんですけど、サークルとかで作業をする際に人に任せることが苦手なんですよね。人に任せてうまくいかない様子をみてるとイライラしちゃって、キツい言葉を言っちゃうこともあって……。これから学年が上がるにつれて苦労しちゃうかなって不安です。

尼さん:人に期待しないことが大切です。しょせんは他人、できなくてもそれにいちいち一喜一憂すべきではありません。その人その人の個性に合わせて、対処していくことが大切です。仏教用語の『対機説法』という考え方を学んでみてはいかがでしょうか。

Kさん:就活の話なんですけど、面接の時に自分は素で振る舞っているつもりなのに面接官から「もっと素を出してごらん」「本当のKさんを見せて」と言われ続け、自己分析する上で「自分」が何なのかわからなくなってきました。

尼さん:仏教の教えで『空(くう)』というものがあるので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。モノゴトに確固たる核みたいなものはなく、モノゴトは常に諸行無常で移り変わっていきます。人間という存在も結局は『空』で、どんどん移り変わっていくものです。だからこそ、「確固たる自分」にこだわりすぎる必要なんてありません。これを仏教の用語で『空即是色』といいます。

中野坊主バー、高円寺尼僧バー、2つのバーに行った2人に感想を聞いてみました。

Mくん:お話を聞いて大きく変わったことは2点あって、1つはまずいろいろなリスクを想定して動くようになったこと。はじめから何か問題が起こることを想定して行動することで、心の余裕が少し生まれました。また2つ目に、計画を立てる上で以前よりも相手を観察するようになりました。この人はどういう人で、どんな仕事が向いているのか/向いていないのか、普段から意識して生活するようになったように思います。『対機説法』の教えを忘れずいこうと思います。

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