失敗作や使い終わった作品は「堆肥になる」3Dプリンターのフィラメント (1/2ページ)
3Dプリンターが様々な材質で出力するようになり話題になっている。樹脂だけでなく、金属や繊維、セメントや食材まで出力の対象になってきている。
しかし、出力してから失敗だったと分かった作品や、すぐに不要になった作品はどうなっているのだろうか?
そこに目を付けた3Dプリンター用フィラメントが開発され、クラウドファンディングの『Kickstarter』で資金調達のプロジェクトが開始された。
そのフィラメント『WillowFlex』は、なんと、腐るというのだ。

Resilient 3D Printer Filament by BioInspiration
■ 土に還るフィラメント
『WillowFlex』は弾力性を持った作品を出力できる3Dプリンター用フィラメントだ。そして、条件が揃えば堆肥にも成るということが革新的だ。
『WillowFlex』は非GMOコーン澱粉をベースにしたバイオプラスチックというものらしい。しかも米国のASTM D6400とEUのEN 13432という規格に合格した堆肥原料から作られている。
そのため、3Dプリンターで出力する際は、あのプラスチックが溶ける独特の臭いではなく、パンを焼くときやビールを醸造するときのような香りがするという。そして、もし『WillowFlex』で出力された製品を森の中で無くしてしまったとしても、それは大地に有害な物質として残らずに、土に還ってしまうのだ。

Resilient 3D Printer Filament by BioInspiration
という話になると、『WillowFlex』で作られた製品はひ弱そうに思えるが、なかなかに丈夫だ。