「CGが映画をダメにした」と言われるのはCGのせいではない? (2/5ページ)
乗り物や家具といったものは、ずいぶん前からCGで再現されています。昨今のモブの車や空を飛び回る乗り物といったものは、撮影の安全面もあり、ほぼ全てがCGです。車の衝突シーンでもCGが多く使われています。そして、時には街全体がCGということも。
良い例が『アベンジャーズ』でのニューヨークのバトル。あのシーンでは写真を参考にCGの街を作ることで、カメラを自在に動かすことを可能にしているのです。
さらに、背景やプロップだけでなく、肌の質感も本物そっくりに再現できているとも語っています。
アイアンマンにしても、ロバート・ダウニー・Jrはプラクティカル・スーツを着て演技をしていません。また、CGは固いオブジェクトだけでなく、布や毛、肌といった、より複雑なものの再現にも成功しています。
2001年の映画版『ファイナルファンタジー』ではフォトリアリスティックな肌が披露されています。『マトリックス リローデッド』ではまだまだ人工的だったCGの肌も、『レボリューションズ』ではより自然になっています。
極め付けが『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のブラット・ピットでしょう。老け顔で生まれたベンジャミン・バトンの顔は100パーセントCGですが、多くの人が特殊メイクだと信じていました。
しかし、技術がここまで進歩してもまだ肌の再現は難しいと言われています。それは人間の肌があまりにも身近な存在だからではないでしょうか。
ところが同じ人間でも、これが遠景になると話は別です。CGが一般的になる前は、大勢のエキストラを雇う必要がありましたが、今は最低限の雇用で、あとはコンピューターでつくったモブの人間にアニメーション付けまでできるようになりました。