性的虐待の被害者の心を癒やしたのは「テレビゲーム」だった (2/6ページ)

Kotaku

そうでなければ、私が持っている罪の意識を拭い去ることができないだろうと思いました。

性的虐待は4~5年ほど続いた後、加害者一家は他所へ引っ越していきました。ジョンさんはその時にも、まだ何が起こっていたのかをよくわかっていませんでしたし、誰にも打ち明けられずに時が過ぎていったそうです。しかし彼の体験は、性的虐待だったと別の事柄によって判然としました。

若い時は「この件」について、あたかも無かった事のように振る舞い、目を背けて生ぬるいお湯に浸かっていることが幸せで楽チンだと思い、そうしてきたというジョンさん。

深刻な鬱症状、そして怒りとパニックの発作で悩むようになってきたんです。


7~8歳の頃には、ありえないほど怒りっぽくなり、私が通っていた低所得層が暮らす地域の学校では、そういう子供達のための基金もありませんでした。子供の頃はとにかくたくさんケンカをしましたし、教師ともよく言い争いをしたりと、そんなことばかり。


その全ては、4歳の頃の体験に強く結び付いていたんです。その前まではおとなしい子供だったんですけどね。たぶん「この件」が、人々が言う「この世界はクソだ」と感じる事柄がこの世の中にはあることを学んだ、原体験の1つだったんだろうと思います。

そして思春期に入ると、ホルモンの影響が絡んできます。そこでジョンさんが学んだのが、セックスについてで、その時だけは自身の中の(怒りの)スイッチがオフになったそうです。若い時を振り返ると、当時はより新鮮で暗黒面の強い状況下に身を置いていたことを思い出すとのこと。

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