性的虐待の被害者の心を癒やしたのは「テレビゲーム」だった (4/6ページ)

Kotaku

2011年の統計によれば、アイルランドの人口の84.2%がローマ・カトリック教徒で熱心に教会に通っており、人々の間でもセックスが議題になることはほとんどない、という文化的背景があります。

ジョンさんが親にも「この件」について話せなかったのは、こういった文化も少なからず影響しているのです。しかしジョンさん曰く、若い世代を中心にこうした性質は変化しつつあるとのこと。

すべてのゲーム体験が明るく前向きとは限りません。ちょっとした会話の言い回しや音、感触などなど......予期せぬことがきっかけとなり、過去の悪い記憶を呼び起こしてしまう可能性は、いついかなる時にも潜んでいます。

なので、ジョンさんもオンラインゲームを遊んでいる時は、とても気をつけながらプレイしているとおっしゃいます。たとえば、AというプレイヤーがBというプレイヤーを倒すために「レイプ」という単語を使って罵倒するといったことが、容易に起こり得るからです。

違う例として、『P.T.』というホラーゲームのデモ版は、ビックリ系の恐怖を与えてくれますが、それは不安感を刺激することにつながる可能性があるため、ジョンさんはこうしたストレスも抱えていたとおっしゃいます。

最近彼がプレイした『サイレントヒル2』では性的な暴力が含まれていましたし、『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』でも、パスの身に何が起こったのかが予見できたとのこと。カセットテープの記録を聞くと、パスが拷問され、強姦されていることは想像に難くありません。

私は強姦や性的虐待の被害者のことをおもんばかって代わりに語るようなことはしません。

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