15歳少女を2年間…寺内樺風容疑者の“変質的な素顔”(3)解放された少女の精神状態は?
どうせ逃げてもムダだ──少女の「絶望」は、解放された際に発した言葉からもうかがえる。 事件の発覚は、「ひきこもり」が20年に及びXの言動が異常になってきたことを心配になった母が、強制入院をさせようとして保健所に連絡をしたことだった。そこで、部屋に押し入った保健所職員が、Xと一緒にいる18歳に成長した女性を発見したのである。 その時、住所を問われた彼女はこう答えた。「私の家は、もうないかもね」 つまり、...