これが愛媛「刑務所脱走男」23日間の「生き延びルート」だ(1)長期間逃げられた理由
「塀のない刑務所」を脱走した男の行く手を最後に阻んだのは「小学校の塀」だった──。地元警察が延べ1万5580人を動員するも、平尾受刑者はたった一人で3週間以上も逃げ続けた。日本全国の注目を浴びた大逃走劇だが、詳細は謎だらけ。いったいどんなルートを使い、どう過ごしていたのか。実際に現地へと乗り込み、追体験を敢行した。「平尾だ、もう逃げん」 4月30日午前11時38分、平尾龍磨受刑者(27)は観念するように、取り押...