【大阪市分限免職】生き残った“最低ランク職員”のほうがもっとヤバかった (3/3ページ)

デイリーニュースオンライン

 一見、開き直りとも取れるこの発言は、大阪市の行政職や福祉職といった職員のみならず、公立学校の教職員のほうが酷いといわれる。大阪市教育委員会関係者の1人はこう証言する。

「市内でも伝統校として知られるある小学校の校長は、児童の父兄から成績について疑問があるので書面で回答しろといわれた。3か月かけて渡したのがA4用紙に5行程度の文書だったので余計に父兄を怒らせる結果となった。教職員にも危ないのはいますよ」

処分を免れた職員は「橋下市長に勝った者」

 大阪市長就任以来、市職員と数々のバトルを繰り広げてきた橋下徹市長だが、組合以上に手を焼いたのが、この“仕事が出来ない職員(教職員含む)たち”だったという。組合は市長の豪腕ぶりに屈した格好となったが、今回分限免職を免れた市職員たちは違う。

「あの橋下市長に勝った男・女たちだ。それは誇りに思っていいだろう。私ら管理職はもうお手上げだ」(大阪市職員・50代の課長)

 なお、今回分限免職となった2職員は市の外郭団体への再就職が噂されている。生き残った“危ない職員”たちは悪事を働かない限り定年までその身分が保障される。一片の公務員試験の合格とはやはり価値あるもののようだ。

(文・取材・写真/川村洋)

「【大阪市分限免職】生き残った“最低ランク職員”のほうがもっとヤバかった」のページです。デイリーニュースオンラインは、橋下徹マスコミ大阪社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧