残業代0なのに終電まで残業を強要!部下を追い込む上司の対処法 (1/3ページ)
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上司
社内で上司にドロをかぶらされた経験はありますか? ドロかぶりは嫌なものですよね。
株式会社保健同人社が2015年に実施した「理想の上司イメージ」を尋ねる調査では、年代に関係なく、「面倒見がよいこと」「責任感が強いこと」が理想の上司のイメージとして挙げられています。
その一方で、面倒見が悪く責任感に乏しい上司は社内でも嫌われる存在です。
このような上司の場合、火の粉をかぶる前に(もしくは、火の粉をかぶらされそうになったとき)策を講じなければいけません。
一体どうすれば、火の粉をかぶらないで仕事を進められるのか? ある会社のケースと一緒に対策をご紹介しましょう。上司との反りが合わないと感じている人は参考にしてもらえればと思います。
■上司にハシゴを外されてしまうケース
これは、IT系サービス事業を展開するX社の事例です。
ある日、営業部の吉沢君が上司の川口課長に「最近、R社が新規開拓で当社の顧客と競合します。先月退職した山本君がR社に入社したと聞いています。顧客情報が流れているのではないでしょうか。ここは調べたほうがいいと思います」と提案しました。
川口課長は「しかし、R社は業界大手だからね。山本君と決まったわけではないし、静観していたほうがいいよ」と返されてしまいます。
最近は、草食系がブームなせいか、軋轢やモメごとを嫌う上司が増えたように感じます。
この状態で勝手に動いたらハシゴを間違いなく外されます。部下の立場からすれば、動けず、騒がず、でもなにかがあれば責任をとらされる。そんな上司の下にいても将来はありません。
■責任感のない上司をうまく動かす方法
そんなとき、社長から全社にあてて号令がかかりました。内容は「最近のマーケットは厳しい状況にある。やみ雲に動くのではなく、競合他社の動向をしっかりリサーチした上で動きなさい」というものでした。
吉沢君は一計を案じました。
「川口課長、社長の号令を聞きましたよね。やはり、R社の動向は調べたほうがいいと思うのです。