名作ばかり! 観ると人生を考えさせられるおすすめ洋画10選 (9/9ページ)

学生の窓口

監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:ピーター・ヘッジス
制作:アラン・C・ブロンクィスト
音楽: アラン・パーカー、ビョルン・イスファルト
出演者:ジョニーデップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ

■大切な人の笑顔を守るために「ライフ・イズ・ビューティフル」

第二次世界大戦突入を控えた1937年、北イタリア・トスカーナ地方の小さな町にやってきたユダヤ系イタリア人のグイド。陽気な性格の彼はこの町で、小学校教師のドーラと運命的な出会いをします。駆け落ち同然で結ばれた二人は、一人息子ジョズエを授かり幸せな家庭を築きます。 やがて、時代が第二次世界大戦に突入すると、イタリアの田舎町にも戦争の影が忍び寄るようになります。ムッソリーニ政権下のユダヤ人迫害が行われ、とうとうグイドたちも強制収容所へ送還されることに。 母ドーラと引き離されてしまうことになったジョズエは、この状況に不安を隠せません。そこで、グイドはジョズエに「これは楽しいゲームなんだ」と嘘をつき、いかなるときも息子を不安がらせないように奮闘します。

大きく分けて、前半のラブコメディー的な展開と、後半の強制収容所でのサバイバルという構成でできた作品。この映画が、なぜ多くの映画ファンから絶賛され、愛されるのか、理由はさまざまにありそうです。ファシズム政権下で吹き荒れたユダヤ人迫害という悲しい出来事を題材にしながら、この映画は「生きることのすばらしさ」を表現しています。 愛する息子のために、身を呈して「優しい嘘」を突き通したグイド。楽しいゲームをクリアして母との再会を果たしたジョズエの笑顔。それを背景に語られる言葉に、必ずや涙することになるでしょう。

監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
制作:マリオ・コトネ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演者:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ホルスト・ブッフホルツ

すばらしい映画を見ることで得られるものは、思っているよりも多いはず。食わず嫌いで見逃してしまうのは、非常にもったいないことです。少しでも気になった作品があれば見てみてください。きっと豊かな気持ちになれるはずです。

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