2029年までに脳は機械と融合し、これまでの人間を超える魅力・強さ・知性を備えた「超人」が登場する(グーグルの専門家) (1/3ページ)
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技術的特異点とは、100兆の極端に遅い結合(シナプス)しかない人間の脳の限界を、人間と機械が統合された文明によって超越する瞬間のことで、2045年には訪れるだろうと言われている。
それがさらに早まり今後12年内、遅くとも2029年までに訪れ、我々を超人に変える、とグーグルの専門家は予測している。
・脳に内蔵されたコンピューターで超人誕生
まるでSF映画のような話だが、グーグル社のエンジニアリング部門ディレクターであるレイ・カーツワイル氏は、1990年代から147の予測を行い、的中率86パーセントを誇る人物である。
カーツワイル氏によると、サイバネティック社会で暮らす人間は、脳の中にコンピューターを内蔵するようになり、機械の知能は人間を上回るようになるそうだ。
スマートフォン漬けの人々が代表するように、こうした技術はすでに登場し始めており、次のステップとしてそうした技術と脳との接続が考えられるのだという。
彼は技術的特異点が2029年までに発生すると予測している。技術的特異点とは、炭素をベースとする知性とシリコンをベースとする知性が融合し、単一の世界意識が形成されることを指す。
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レイ・カーツワイル氏
2029年までに、コンピューターは人間並の知性を備えるようになります
そして、その人間並の知性を持つコンピューターを人間は自分の脳に内蔵し、クラウドに接続するようになります。自己の拡大です。