“飛ばない”ドローンが大活躍! 農業IoT化の新活用法【国際ドローン展】 (1/3ページ)

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“飛ばない”ドローンが大活躍! 農業IoT化の新活用法【国際ドローン展】

撮影:平塚直樹

産業用ドローンの活用法として、期待されている分野のひとつが農業。一般的には農薬散布用としての活用が考えられているが、半導体メーカーのロームでは、なんと「飛行型」と「車両型」の2つのドローンを使って、土壌環境の検査などに活用するソリューションを発表。

4月19日〜4月21日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された「第3回 国際ドローン展2017」で、そのデモが行われた。


■ 車両型で運搬や充電

当日、会場に持ち込まれたのは4つの車両が着いた箱形のドローンと、その上に搭載された飛行型の2タイプのドローン。

機体などはエンルートラボ社が製作し、ジャイロセンサや地磁気センサなど機体の制御デバイスはローム社製を採用。今回のソリューションは、2社のコラボにより実現したものだ。

撮影:平塚直樹

さて、注目の車両型ドローンだが、これは何をするものなのか? まず、作業現場まで飛行型ドローンを搭載し運搬するのがひとつの役割だ。

現状ドローンの飛行時間はせいぜい20分程度。遠距離まで飛ばせられないのが課題だ。そこで、車両型が現場まで飛行型を運び、現場での使用時間や距離をアップさせるのが目的だ。

撮影:平塚直樹

また、飛行型の充電ステーションも兼ねていて、飛行して電力がなくなった飛行型を充電する機能も持っている。

作業が終わったら、また飛行型を乗せて基地局へ帰還。ちなみに、車両型自体も電気で動くため、バッテリーに充電する必要がある。そこで、基地局に充電スポットを設置し、非接触充電で車両型のバッテリーに充電。再び、飛行型の電源として使えるのだ。

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