【プロ野球】球界一のラッキー男は援護率6.95の則本昂大(楽天)。“援護率”ベスト&ワーストランキング! (1/2ページ)
5月16日のヤクルト戦。巨人のエース・菅野智之が8回1失点の好投で5勝目を挙げた。巨人ファンはもちろん、巨人野手陣もホッとしていることだろう。
菅野はこれまでのシーズンにおいて、好投すれどもなぜか勝ち星が伸びない「負け運」の常連組。昨季は最優秀防御率(2.01)や最多奪三振(189個)を獲得したものの、登板中の援護点を示す“援護率”がセ・リーグ最下位の2.01で、9勝6敗の1ケタ勝利でフィニッシュしていた。
今季の菅野はセ・リーグ防御率トップの1.78。援護率も3.86(20人中8位)と大幅にアップし、勝ち星もハーラートップタイ。援護点は投球テンポや相手投手などさまざまな要素が絡み合うが、一言でいうならば運気上昇中だ。
現時点のラッキー投手、アンラッキー投手をまとめてみた。
(規定投球回数以上の投手が対象、成績は5月16日現在)
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■セ・リーグ:援護率トップ3とワースト3
■援護率トップ3
1位:メッセンジャー(阪神)
7試合:5勝0敗/防御率2.38(7位)/援護率6.00
2位:岡田明丈(広島)
7試合:4勝1敗/防御率3.56(14位)/援護率5.76
3位:ウィーランド(DeNA)
6試合:3勝0敗/防御率2.63(10位)/援護率5.08
■援護率ワースト3
1位:大野雄大(中日)
8試合:0勝4敗/防御率6.23(20位)/援護率2.13
2位:バルデス(中日)
8試合:1勝1敗/防御率1.98(3位)/援護率2.17
3位:ブキャナン(ヤクルト)
7試合:2勝2敗/防御率2.40(8位)/援護率2.25
(セ・リーグの規定投球回数到達は20人)
トップを走るのは猛虎打線の爆発をバックにいまだ負けなしのメッセンジャー(阪神)。シーズン序盤はのらりくらりの発進だったが、エンジンが温まってきた。新助っ人のウィーランド(DeNA)も強運の持ち主。ここまで無失点の試合はないが負けなし。大崩れせずに味方の援護を待てるタイプだ。
ワースト3には2人の助っ人が入った。特に悲惨なのはバルデス(中日)。リーグ3位の防御率1.98、登板した8試合すべてでクオリティースタートを記録しているが、打線がまったくついてこない。ワースト1位の大野雄大(中日)に至っては自身の投球も絶不調で、援護も最悪。最下位に沈む中日の現状がこの数字だけでも垣間見える。