最近よく目にする「胃酸過多」は俗語!? その正体を医師が解説 (1/5ページ)

Doctors Me

「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像
「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像

私たちがよく耳にする胃腸の症状として「胃酸過多」があります。 



胃がむかむかする、胸やけがする…など、なんとなく胃腸の調子が悪いときによく言われる胃酸過多ですが、一体どのような状態なのでしょうか? 



今回は、この胃酸過多について医師に解説してもらいました。





胃酸過多とは?

胃酸過多になっている胃



胃酸過多は医師が使用する正式な医学病名ではありませんが、大辞林などの一般向けの辞書には胃酸過多や過酸症といった言葉が掲載されています。俗語なのか、もしくはかなり古い病名であるかと思われます。



胃にある壁細胞(へきさいぼう)という細胞は、神経の指令を受けるとpH1〜2という強酸性の胃酸を分泌します。この胃酸の役割は食物の殺菌と消毒です。胃にある主細胞(しゅさいぼう)からは、ペプシノーゲンという消化酵素が分泌されており、この酵素はタンパク質を小さく分解する役割をもっています。



胃は粘液を分泌することで、こうした胃酸やペプシノーゲンから自身の細胞を守っています。

「最近よく目にする「胃酸過多」は俗語!? その正体を医師が解説」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧