シンプルながら熱中した昭和の「相撲玩具」 (1/2ページ)

まいじつ

シンプルながら熱中した昭和の「相撲玩具」

子供のころによくやった遊びの定番に『とんとん相撲(紙相撲)』がありました。

二つ折にした紙に力士などの絵を描いて切り抜き、それを45度ほど開いて自立する人形を2体作ります。それをがっぷり四つに組み合わせて、表面に土俵を描いた空のお菓子箱などの上に置きます。箱の両端をトントンとたたき、その振動で人形を動かして相撲に見立てる、という遊びでした。

私がとんとん相撲をして遊んだ時期は1970年代初頭で、ちょうど“第2次怪獣ブーム”と重なります。私は駄菓子屋で10円で売られていた怪獣の紙人形を買ってきては、取り組みをさせて遊んだものでした。こんなヤツです。

この紙製怪獣は二つ折式ではなく、カタカナで怪獣の名前が記された色帯の部分を丸めて輪っかを作り、自立させるものです。怪獣の名前が一部違っていますが、この時代の駄玩具ではさほど珍しいことではありませんでした。

シンプルな紙相撲もいいのですが、ちょっと手の込んだモノもありました。セルロイド製の2匹の怪獣が、東京の街並みが描かれた箱の上で相撲を取る、なかなかレトロな味わいのある玩具です。

2匹の怪獣の腕は一体化しており、土俵の真ん中に開いた穴から突き出た針金とつながっています。腕と足の付け根は針金でとめてあって自由に動きます。

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