いつの時代も「まだまだ世界は捨てたもんじゃない」心温まる歴史上の8つの出来事。 (6/8ページ)

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image credit: Wikipedia

 世界じゅうからやってきて立往生している6000人の乗客・乗員のために、町の人々は進んで宿、食糧、処方薬などを提供し、恐怖に怯える乗客たちに安心を与えた。


・7. 国を追われた人々の為、大量のビザを発行し続けた杉原千畝

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 海外ではセンポ・スギハラとしても知られていた杉原千畝は、1939年、リトアニア、カウナスの日本領事館の副領事になった。

 ドイツ軍が東へ侵攻し、ポーランドのユダヤ人たちは国を追われて、出国ビザを発行してくれる国を探していた。ヨーロッパを出て、パレスチナ、オセアニア、南米など、中立国もしくは同盟国へ脱出しようとしたのだ。

 ユダヤ人たちは、日本の領土から目的地へ向かうための二次入国ビザを得るために、出国ビザを持つ必要があったが、日本政府はこれを許さなかった。(※ただし諸説あって、日本は通過ビザの発行を許可していたという話もある)

 だが、センポは一日18時間、数週間を費やして10日間有効の通過ビサを手書きでしたため、ドイツ軍がリトアニアに進軍してきて、センポや同僚たちが帰国を余儀なくされる前に、約6000人のユダヤ人を救った。
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