いつの時代も「まだまだ世界は捨てたもんじゃない」心温まる歴史上の8つの出来事。 (1/8ページ)
連日ニュースを賑わすのは、戦争や犯罪、差別や虐待など心悲しくなるものばかりだ。
悲惨なニュースは大きく取り上げられるが為に、とても目立つし記憶に鮮明に残るが、その裏では人知れず、大きなものから小さなものまで、心温まる行為が誰かによって繰り返し行われているのも事実だ。
あまりニュースで取り上げられることはないけれど、いまもどこかで誰かが誰かによって救われている。
それは歴史を見てもわかる。
利害を超えた団結から、時代を越え、海を越えて広がる友情、町を鼓舞した風変わりな皇帝など、人間はまだまだ捨てたもんじゃないということを歴史は示してくれる。
ここでは前回に引き続き、歴史上本当にあった、心温まる出来事を見ていこう。人類の永遠の親友である犬もまたこの物語に加わっている。
・1. サッカーで世界平和
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2006年にコートジボワールの内戦が停戦によって終結し、そのおかげでみんながワールドカップを観ることができた。
当時、この国は内戦のさなかだったが、サッカーチームは国中から招集したメンバーで構成されていた。スーダンを破ってワールドカップへの出場権を得てから、選手たちが団結して、戦いをやめてきちんと選挙をするようテレビで訴えた。
それからわずか数日で戦闘は停止、この国は現在も自由選挙によって選ばれた政府によって機能している。