綾菜が加トちゃんと結婚して「唯一後悔していること」 (5/5ページ)

マイナビウーマン

そしたら、徐々にご飯も食べられるようになり、体重も10キロ増えました(笑)。それにやっと世間のみなさまも、好きじゃないとこんな長く一緒にいないよなぁって気づいてくれたのかも。だって本当に私と夫、いつも一緒にいるから(笑)。

■僕が先に死んでも、生まれ変わってアヤちゃんを探し出す

――では、最後に年の差婚のメリットとデメリットを教えてください。

まずメリットは、なんといっても頼れるところ。なんせ夫は戦時中に生まれているからか、メンタルがものすごく強くて何事にも動じないんですよ。包容力があって懐も大きい。あとは、知識の多さ。そんなところは年の功なのか、本当にすごく尊敬しています。最後に、楽しみが2倍になるところ!! 世代ならではのまったくちがう価値観や知識を分かち合えるから。

――たしかに、彼の世代と自分の世代のいいところやおもしろいところをまるごと楽しめるってことですね! 逆に、デメリットはありますか?

同世代の人よりは一緒にいる期間が短い。今後、50年連れ添うのは多分無理なわけで、それは本当に切なくて今でも考えただけで、胸がギュッと締めつけられます。でも、一度すごいことを言ってくれました。「僕が先に死んでも、生まれ変わって20歳になったときに、70歳のアヤちゃんを探し出すよ」って。また出会えるって言うんです。ロマンチックすぎて感動したけれど、そういえば私たちはそれくらいの気持ちと覚悟で一緒になったんだなって。

■「まわりがどう思うか」じゃなくて、「自分がどう生きたいか」

取材が終わり、私は加藤綾菜という女性のことが大好きになっていた。底抜けに明るくて気配り上手で、一緒にいるだけでこちらもハッピーになれるようなパワーに満ち溢れている。「○○婚」……。今日もメディアはいろんな結婚にラベルを貼って報じるのだろう。そしてそれを話題の種にして、私たちは語り合う。勝手な空想や妄想を。

45年の「年の差婚」なんて、損得勘定なしでできるわけないじゃん。そう思っていた私はもういない。だって彼女を見ていてはっきりわかったから。

この人、恋をしている。

弾むような足取りで、愛する人の待つ家に帰る彼女を見送る。私は柄にもなく、強く祈るような気持ちでエールを送っていた。

加トちゃんと綾菜さんがずっとずっと幸せに暮らせますようにと。

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(取材・文:紀伊国子、構成:マイナビウーマン編集部、撮影:洞澤佐智子)

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