2019年大河ドラマ「いだてん」の語源は、めちゃくちゃ足が速い仏教の神様「韋駄天」から (1/3ページ)
平成31年1月から始まる大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺〜」の話題がちらほら聞こえて来ますが、
キタキタキタ!2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の本編スペシャル映像がいよいよ公開!そんな中、こんな質問がありました。
「いだてん、って何?」
中には天ぷらの一種とでも思っていたのか「それって美味しいの?」と訊いてきた方もいました。もちろん違いますが、今回は「いだてん」の語源となった神様「韋駄天(いだてん)」について紹介したいと思います。
どんな神様なの?北京・妙応寺の韋駄天像。Wikipediaより。
韋駄天(いだてん)とは、元々ヒンドゥー教の神様(シヴァ神の子・スカンダ)が仏教に取り込まれたもので、インドからチャイナに伝えられる時、最初は「塞建陀(スカンダ)天」と音写で漢訳されました。
それが何度も書き写される内に頭一文字が略されたり、書き間違い(例:建⇒違)されたりしながら、やがて道教の神様である韋将軍(いしょうぐん)ともごっちゃにされ、現代の「韋駄天」となったそうです。