「羽ばたけ願う未来があるなら」。アンダービースティーが暴れ騒ぐ観客たちと重低音轟く音の中で誓いあった、光輝く場所を守り続ける約束。 (2/7ページ)

バリュープレス

黒い羽根を羽ばたかせた小悪魔たちに、可愛い表情とは裏腹な野太い声で煽られては、拳を、声を張り上げずにいられるか!!。『GET LOVE』でも、情熱沸き立つステージングを通し、彼女らの挑発は続いてゆく。冒頭から一切演奏を止めることなく、轟音渦巻く中へ熱狂を描き出すアンダービースティー。序盤からそこには、互いの気持ちを鼓舞する凄まじい戦いが描き出されていた。

 アンダービースティーのライブの特色である、ノンストップで重低音の効いた轟音ナンバーを叩きつける攻めなステージング。オケを介し作ってきた途切れぬ躍動を、生バンドの演奏を通し、彼女たちはさらに音像を倍増しに突きつけてゆく。その姿へ気持ちが昂らずにいれなかった。


 両手を高く掲げ、手をクロスしながら打ち鳴らすメンバーたち。あらゆるタブーをぶち壊すように、彼女たちは『taboo magic』を歌い、妖しく煽動。サビでスカートの裾をなびかせ歌い踊る姿も、挑発的だ。気持ちは感情のストッパーを壊して騒ぎ続けるが、視線は、彼女たちの一体化したパフォーマンスをしっかり瞼に焼き付けていた。「まだまだイクぞ!!」、低音を活かした声で『beast』を歌い、観客たちを攻める7人。一転、高いキーで伸び伸びと歌うサビの声も強烈に胸へ突き刺さる。彼女たちの歌声は、確かに熱を発していた。落ちサビに描いた哀切な表情、そこから一変しての挑発的かつ熱情的な歌声。激烈なドラマは、フロアー中の人たちの感情にも滾る熱を与えてゆく。

「最高の忘れられない夜にします。UB ROCKを齧り尽くしてください」 (植竹優亜)の声を受けて飛び出したのが、『deformoon』だ。沸き立つ血潮を、拳と絶叫と手拍子に変え舞台上へ全力でぶつける観客たち。彼女たちも沸き立つ闘士を滾らせ、その熱を強い眼差しと歌声に乗せぶつけていた。重厚な黒い衝撃と情熱的な赤い衝動を重ね合わせ、アンダービースティーは『occult propose』を通し、観客たちへ熱狂という接吻を求めてゆく。彼女たちの激情した黒いプロポーズを受け、興奮のあまり絶叫と熱狂に溺れる観客たち。互いに感情と感情をぶつけあう、この瞬間がたまらなく刺激的だ。アンダービースティーの示した熱い告白を、誰もが全力で受け止めていた。

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