「羽ばたけ願う未来があるなら」。アンダービースティーが暴れ騒ぐ観客たちと重低音轟く音の中で誓いあった、光輝く場所を守り続ける約束。 (3/7ページ)

バリュープレス




着替えを終えたメンバーたちが織りなす後半戦は、ふたたび激しく挑発的な楽曲から始まった。同期も噛ました荒ぶる演奏の上で、彼女たちは子猫のような仕種も交えた踊りを見せ、妖しく挑発。視線は彼女たちの可愛く舞い踊る姿へ惹かれながらも、身体は暴れずにいれない。この日初披露した『ARCADIA CAT』、とても胸を熱く騒がせる刺激的な楽曲だ。拳を高く振り上げ、観客たちを激しく挑発。親しみ覚える歌へ、熱いロックな衝動を描き加えたのが『Breaking Now』。彼女たちは、闇の中から未来をつかむように、希望を抱く歌を突き付けた。続く『last scene』でも、高まる想いを情熱を抱いた声に乗せ熱唱。轟音の上で、気持ち沸き立つまま華麗に舞い踊る7人。そして…。


「ここから新しい世界へ、私たちが作り上げる理想郷(ARCADIA)へ連れていくので、みなさんついてきてください」(植竹優亜)。

 その声を合図に、アンダービースティーが連れ出した新しい世界。それは、黒い輝きと胸を焦がす赤い情熱を抱いた熱狂の舞台。誰もが、彼女たちの歌う『new journey』へ飛び乗り、高く拳を突き上げ、荒ぶる声を上げていた。「さあ、生き急げ」の言葉通り、熱く火照る気持ちのまま、とことんまでイキきろうじゃない!!

 「這い上がれ今この場所から」、アンダービースティーの意思を高らかに示した『raven』の登場だ。闘志を漲らせ「羽ばたけ願う未来があるなら」と歌う彼女たちの姿を全力で受け止め、力強く拳を突き上げ、共に戦いの声を上げ続けたい。心の背中に生えた黒い翼を羽ばたかせ、遥か遠くに見える光を一緒につかみたい。『raven』は、触れた人たち心へ戦う勇気を注いでゆく。だから、この歌を求めたくなる。『raven』に合わせ力の限り拳を突き上げ、張り裂けんばかりに声を上げ、「俺は、私はここで戦っているぞ」と彼女たちに伝えたくなる。

 理性を、黒い熱狂の中へ引き込むように流れた『TOKYO monster』でも、観客たちがフロアーの中でぐちゃぐちゃに入り乱れていた。理性なんてとっくに消えちまったよ、今は、ただただ騒ぎ続けたい。
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