高速道路「激ヤバ危険ゾーン」魔のカーブや積雪・凍結に要注意! (2/5ページ)

日刊大衆

ただし、岡山、倉敷、福山、広島といった山陽や、鳥取、米子、松江といった山陰を走っているわけではなく、中国山地に沿うようにして走っているため、制限速度が100キロになっているのは吹田IC(大阪)から宝塚IC(兵庫県)までの、わずか16.6キロしかない。他の区間は時速50~80キロに制限されており、その間、アップダウンやカーブが常に繰り返される悪路だ。さらに、中央道には「阿智カーブ」(長野県)が、中国道には「美祢カーブ」(山口県)といわれる“魔のカーブ”があるなど、ポイント的な危険地帯もあるため、慣れていない人が走行する際には常に集中力が要求されることになる。

■強風にハンドルを持っていかれることも

 一方で、高速道路の新旧に関係なく、注意が必要となる場所もある。東京と関西を最短で結ぶ道路として、新東名、新名神(本誌発売時点では東名阪道経由)をリンクさせる伊勢湾岸道も、その一例。「伊勢湾岸道はC規格といって設計速度が抑えられているんですが、実際に走ってみるととても走りやすい。しかし、沿岸部を通っているため、強い風が吹くことがよくあるんです。車高が高い車だと風にハンドルを持っていかれそうになりますから、車高が高い車の隣を走る際は、横からの接触に警戒する必要があります」(同)

 さらに、最新技術で造られ、最高時速が110キロまで引き上げられた区間を含む新東名や新名神なら安全かというと、そうとも言い切れない。「道が単純で景色も単調。運転しているうちに、とても眠くなってしまうんですよ。こういう道こそ、集中力が必要になりますよね」(大手運送会社ドライバー)

■スタッドレスタイヤでもチェーンを装着

 そして、年末年始のこの時期に、最も気をつけなければいけないのが、積雪と凍結だ。北海道を走る道央道や道東道、東北地方の東北道、秋田道、山形道、磐越道、日本海沿岸道、また、北陸道や上信越道、関越道など、日本には積雪地帯に数多くの高速道路がある。さらに、12月14日からは、国土交通省の省令が公布・施行され、国内13か所でタイヤへのチェーン装着が義務づけられた。

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