高速道路「激ヤバ危険ゾーン」魔のカーブや積雪・凍結に要注意! (3/5ページ)

日刊大衆

しかも、スタッドレスタイヤをはいていても、その上からチェーンを装着しなければならないというのだ。

「2018年2月に北陸で大雪が降った際には、福井県から石川県にかけての国道8号線で、約1500台の車が立ち往生する事態となりました。解消までにかかった時間は3日間。こうした事態をなくすのが目的です」(全国紙記者)

 しかし、すでに施行されていながら広く周知されているとは言い難く、読者の中にも初めて知ったという人も多いだろう。

 13か所のうち、高速道路や自動車専用道路に当たる区間は8区間で、残り5区間は一般国道。意外なのは、高速道の当該7区間のうち、2区間が中国道にあることだろうが、言い換えれば、西日本であろうと、日本海側は大雪が降るということ。そのため、年末年始に長距離運転する際には、ぜひ積雪や凍結への万全の備えをしておきたいところ。

■スリップが一番の注意点

 JAF広報課の秋本安香氏は、「一番の注意点はスリップ」と話し、その危険性を解説する。「車線変更であっても、乾燥した路面の感覚で行うと、スリップにつながって危険です。タイヤが一度スリップを始めると、ハンドルでは車を操作できなくなってしまいますから」(前同)

 一度スリップすると、もはや制御不能に近く、仮に、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)がついていると、ブレーキを踏み込んでもタイヤはロックするだけで、ただスリップするしかなくなるのだ。この場合、何かにぶつかって停止するしか方法はないため、自然走行(スリップ)に任せてスピードダウンを待ち、自然にタイヤが路面に食いつくのを待つしかない。また、雪道や凍結路を走る場合は、安全な場所でブレーキをあえて強めに踏んでみて、ABSの作動状況やスリップ具合を確認しておくことも重要だ。

「また、前方車両との車間距離は通常よりも多めにとってください。また、下り坂などでは、あらかじめ減速することが重要です。発進時にしても、通常のようにアクセルを踏み込むと、空回りするだけ。

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