「令和」の時代に向けJLAA地方創生アワード決定!グランピングから移住促進やゴミ問題まで多様な取り組みを選定~最優秀賞は北海道恵庭市、鳥取県、岡山県真庭市~ (5/9ページ)
参加費はテント1基4万円に大人は1名1万円、子供7千円と、決して安くないですが、41名の参加者を得て大成功ということで、非常にアクティブで、地元のコンテンツをそのまま生かした、楽しく前向きな事業で好感を持てます。
~審査委員コメントからの一部抜粋~
✔地域で感動させる仕組み。
✔鳥取県の自然を上手に訴求する企画で面白いと思います。
✔参加費が高いわりに、参加者の満足度と地元参加が多く大変良い企画だったことが伺えます。
✔地元の自然と食の資産活用をグランピングで活用することで、気軽に参加できるので、地元の良さの浸透を図る手段として今後各地で需要があると思われる。
✔グランピングという話題のアウトドアイベントに、農泊(収穫+宿泊)と、日本一の「星空」を組み合わせたところに、アイデアと共感性の高さを感じます。
<受賞者コメント>
すばらしい賞をいただき、誠にありがとうございます。「肉質日本一」の評価を受けた鳥取和牛、「星取県」の日本一の星空、収穫体験など「農泊」を掛け合わせて実施したグランピングプレミアムツアーは、参加者からも好評価をいただき、鳥取県の豊かな自然と食の魅力が発信できたものと考えています。今後も引き続き、本県で開発されたお米のオリジナル品種「星空舞(ほしぞらまい)」を始めとした「食のみやこ鳥取県」の魅力発信に努めてまいります。
◆事業主体:岡山県真庭市
◆事業名:持続可能な廃棄物処理PR業務
(講評)
どの地方自治体でも問題になっている「ごみ」に関する啓発事業ですが、市民の関心を引き寄せる工夫がウイットに富んでいて好感が持てます。どんな啓発分野でも、作業自体に楽しさを散りばめていかないと、なかなか継続しないもの。真庭市の取り組みは、出身の現代アート作家の淀川テクニックさんに真庭市内の家庭から出たごみでイノシシをモチーフにしたモニュメントを制作したり、近未来のごみ減量対策を、リアリティと楽しさを融合させた動画で訴えるなど、市民目線を意識していることが分かります。