【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その2:菩薩・明王・天部 (1/3ページ)

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【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その2:菩薩・明王・天部

前回は、「如来」像の特徴について詳しく説明しました。

【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その1:如来

今回は、「菩薩」、「明王」、「天部」の特徴について説明していきたいと思います。

【菩薩】

「菩薩」の正式名称は、菩提薩 埵 (ぼだいさった) で、サンスクリット語のボーディサットヴァを音写したものです。「悟りを求めるもの」という意味があります。菩薩は悟りを開く前の修行の段階にいますが、将来、如来となることが約束されています。

三十三間堂の観音菩薩は、多面多臂の千手観音菩薩(wikipediaより)

如来より近い立場で衆生を救うため、民衆に慕われました。「観世音菩薩」「文殊菩薩」などが知られています。「菩薩」は悟りに達する前の、修行している釈迦の姿がモデルになっています。

出家以前の釈迦はインドの王子様だったので、菩薩は基本的にインドの貴族のような格好をしています。左肩から右わき下に「条帛」(じょうはく )と呼ばれるタスキがけした細い帯状の布や「天衣」(てんね)と呼ばれる肩から胸側に垂らしている白い帯状の布など、優美な服を装い、長い髪を美しく結い上げて宝冠をかぶり、「瓔珞」(ようらく)といわれるネックレスや「腕釧」(わんせん)などの装身具で飾り立てているのが特徴です。

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