「ネコの気持ち」はどこまでわかる?-麻布大学・高木博士の研究 (8/9ページ)

学生の窓口

それで、知り合いの飼い主さん同士で声を掛け合ったりなどしていただけるのです。

――ああ、なるほど!

高木博士 ネコは外に出ない分、SNSでつながっている人が多いと思うので、もう少しその方面での呼び掛けを行っていきたいと思っています。

――ネコの気持ちを理解するための研究ですので、「ネコの心理を知りたい」という飼い主さんはぜひ先生の研究に参加してほしいですね。

高木博士 そうですね(笑)。ぜひお願いしたいところです。

心配し過ぎないでやりたいことをやろう!

――当サイトは、現役大学生から大学進学を目指す高校生までたくさんの方が読んでいます。中には研究者になりたいと思っている読者もいます。
「研究者の道が気になっているけれど踏み出せない」という学生へのアドバイスがありましたら、ぜひお願いいたします。

高木博士 現在、メディアなどでも研究者への待遇が悪いと報道されたりしますが、そういう情報を見ているのかもしれませんね。ただ私としては、私が近視眼的すぎるのかもしれませんが……とりあえずやりたいことをやるほうがいいと思っています。

その方が精神衛生上もいいですし、未来のことは誰にもわかりませんから、やりたいことをやってみて無理だと思ったら、そこで少し立ち止まって、また自分が何をしたいのか、考えたらよいのではないでしょうか。

――なるほど。

高木博士 研究者ってつらいことはほとんどないというか……。もちろん私自身も不安定な雇用の上に立っているんですけれど、そんなに心配し過ぎることはないと思います。
一つの選択を誤っただけで人生が終了するなんてことはないので。何かしら次のステップで対応を取れば大丈夫でしょう。あまり心配し過ぎず、今、自分がしたいことを突き詰めていくことが大事だと思います。

――ありがとうございました。

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