「会社の飲み会」の上手な断り方 (2/4ページ)

マイナビウーマン

そんな地獄の飲み会に私の貴重な時間を奪われるのも、ただでさえ手取りの少ないお給料を使うのも「もったいないなあ」と日々モヤモヤしていた私は、悩んだけれど、とうとうがんばるのをやめたのでした。

■がんばるのをやめる勇気

「あの、実は私、人がたくさんいる飲み会がちょっと苦手で……」

入社して半年くらいが経ったころ。飲み会の幹事の先輩に出欠を聞かれたとき、私は勇気を出して、こう切り出しました。

実際にたくさん人がいる状況ではあまり飲み会を楽しめないのは事実だし、むしろ本音を言えばつらい時間だし、でも毎度のように「体調が悪くて……」なんて嘘をつきたくなかったから、自分なりにいろいろ考えぬいた結果、こう言うことが最善であると判断したためです。

私は「あの人、付き合い悪いよね」とみんなから嫌われる勇気もなかったし、「みんなのことを拒絶している」とも思われたくありませんでした。できれば会社では良好な人間関係のまま仕事ができれば何よりいいと思っていますし、私が苦手なのはあくまで「社内接待のような飲み会」であるため、同僚や先輩、上司そのものを拒絶しているわけではないことを理解してほしかったのです。

人がたくさんいる飲み会が苦手なこと。だから申し訳ないけれど、参加できないことが多いかもしれないこと。でも歓送迎会に関しては大切な仲間を送り迎えすることだから、できるだけ参加したいと思っていること。

私が意を決して打ち明けた思いを聞いた幹事の先輩は、初めは少し驚いた様子でしたが、「そっかそっか、わかった、大丈夫。何かあれば私からうまく言っておくから、全然気にしなくていいからね」と言ってくれました。そして「今まで無理させてたならごめんね、また仲のいい人だけで少人数で飲もうね」とも声をかけてくれたのです。

「飲み会に参加したくない」と表明するのはかなり勇気がいることです。私自身、なかなか言い出せずに悩んだ時期が長かったため、先輩の優しい反応には驚いたと同時に、体の力が抜けて「ホッ」と安堵した感覚を、今でも覚えています。

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