「会社の飲み会」の上手な断り方 (4/4ページ)
◇自分ルールを共有しておく
「飲み会には年に3回までしか行かない」という謎の「自分ルール」を決めている友人は、職場の上司から「飲みに行こう」と誘われたとき「私、年に3回しか行けないのでここで1回使ったら、残り2回しか行けませんよ。いいんですか?」とうまくかわしているようです。
「それ通用するの?」と聞いたところ「冗談言い合えるくらいの仲だから大丈夫」とのことだったので、もし仲のいい上司や先輩から誘われたときは、あらかじめ自分ルールを共有しておくのもいいかもしれません。
◇「家庭の事情ですぐに帰らないといけない」と断る
飲み会に誘われるたびに断る理由を考えるのがつらい、と悩んでいた友人は、やむを得ずこうした方法で飲み会を断っているようです。まわりも「家庭の事情なら……」と気をつかってくれ、誘われることがほとんどなくなったといいます。
さて、私のケースと友人たちのケースをいくつかご紹介しましたが、飲み会に参加することがつらくて悩んでいる方はぜひ一度、自分にあった断り方を考えて、勇気を出して試してみてほしいです。
ちなみに私はいろいろと試した結果、たとえ効果は抜群だとしても、嘘をつくのが辛かったので「人がたくさんいる飲み会が苦手だ」と正直に言うことにしました。
■飲み会を断ることに罪悪感や不安を抱く必要はない
最後にお伝えしたいのは、飲み会を断ることに罪悪感や不安を抱く必要はないということです。
普段からやるべき仕事さえこなしているのであれば、ストレスを感じながら飲み会に参加しなくても波風が立つこともなければ、誰かがあなたを責めることもないでしょう。
もしも「付き合いが悪い」と言う人がいたとしても、「飲み会に参加するか否か」であなたを評価しようとする人にまで、わざわざ迎合する必要はないと思うのです。
まずは自分の心身を優先して、少しずつでもあなたにとって「働きやすい環境」の作り方を考えてみませんか。
(吉川ばんび)
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