超話題“タブー上等”昼ドラ『やすらぎの刻~道』Pが語る現場裏話!【後編】 (2/7ページ)

日刊大衆

――『道』は根来家の6人兄妹(公一、公次、三平、公平、信子、幸子)と、養女になった「しの」たちが、激動の昭和を生きるドラマですね。兄弟といっても、実際の年齢はバラバラですね。

ドラマでは最初、10代の若者として登場するのですが、実年齢では、公一(長男)と三平(三男)と公平(四男)を演じる役者が、ほぼ同い年で30代半ばなんです。女性陣も、しのより信子のほうが年上でなので、結構「役年齢」と実際の年齢はバラバラ。舞台だとよくあることですが、ドラマだと珍しいので、私もそのあたりは気になっていたんですが、倉本聰先生は「それを演(や)るのが役者なんだ」と。

 実際、みなさん見事に10代の兄弟を演じてくれて、視聴者も、それほど違和感を感じなかったのではないかと思います。

――兄弟の仲のいい感じが伝わってきますね。

 現場でもずっと役名で呼び合っていて、本当に“兄弟”のようにとても仲がいいですね。合間にみんなでご飯を食べに行ったりしていて、つい先日も、清野さんが「劇団☆新感線」の舞台に出られていたのを、兄弟全員で観に行ったそうです。

――戦前から戦後、平成を描いていく『道』では、撮影も大変そうですね。

 前半を見ていただくとわかるのですが、ぼぼ全部、山梨県で撮っているんですよ。

 NHKの朝ドラなどでは、広いスタジオにセットをたくさん組んで撮れるのかもしれないのですが、予算の少ない我々はそこまでセットを使えるわけではないので、頑張って山梨に行って、しかも日帰りで通っていたんです。

 時間もかかる。去年の10月から撮り始めて、来年の3月まで放送なのですが、ギリギリ2月までは撮影してるんじゃないかと思います。

――『郷』パートと『道』パートは同じ監督が撮っているんでしょうか。

 そうですね。監督は4人いるのですが『道』と『郷』で監督を分けることは最初から考えていませんでした。

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