かつて世界を襲った史上最悪のパンデミック、ワースト10 (1/8ページ)

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かつて世界を襲った史上最悪のパンデミック、ワースト10
かつて世界を襲った史上最悪のパンデミック、ワースト10

image by:wikimedia commons

 つい先日、パンデミック宣言が出されてしまった新型コロナウイルスは、世界各地を巻き込みながら、依然として猛威をふるい続けている。

 歴史を振り返れば、人類はこれまでいく度もの疫病の世界的大流行に遭遇している。それは無数の人々の命を奪い、ときに歴史が流れる方向すら変えてきた。

 医学が発展する前から、人類は疫病との戦いを続け今日に至るのだ。
・10. アテナイの疫病

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The Plague of Athens

 紀元前430年、ペロポネソス戦争の渦中にあった古代ギリシアで発生した疫病。腸チフス、天然痘、はしかなど、具体的にどの感染症だったのか特定できていないが、最有力なのは腺ペストだ。

 古代ギリシャ文明を衰亡させたと言われているこの疫病は凄惨だった。迫りくるスパルタ軍から身を守るために、アテナイ住民が城壁内に退避した際に病気が発生。狭い城壁内では、疫病の流行はもはや運命付けられているようなものだった。指導者のペリクレスをはじめ、住民の4分の1から3分の1が命を落としたとも言われている。
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