何故人は誰もいない場所で霊を見るのか?ストーン・テープ・セオリーと「地縛霊」の関連性 (10/10ページ)

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わたしたちができることは、推測することだけだが、推測では学説を立てることはできない。


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・では何を信じればよいのか?

 信じる人と懐疑的な人との間で、ストーン・テープ・セオリーについてはさまざまな綱引きがあるが、結局のところ結論は出ていない。

 信じる人たちの多くも、ストーン・テープが生まれたはっきりしたプロセスはわかっていないことを認めている。

 懐疑的な人たちは、これは論理的に間違った信念だと考えている。石に霊現象が記録されたという事実もなく、信じるいわれはないとしている。

 これまで幽霊の存在を信じなかった多くの人が、ほかの人と同じ場所で同じ幽霊を見るという事実がストーン・テープセオリーが現れた理由だというが、懐疑主義者は、ある特定の場所で幽霊を見たと証言する人たちがすべて、同じ幽霊を見ていることを実証する方法はないと指摘する。

 こうしたやりとりが有益かどうかはわからない。信じる人は信じ、信じない人は信じないだけで、どちらも決定的に証明はできないだろう。堂々巡りを続けるだけだ。

 だが、幽霊や地縛霊などを信じていなくとも、その場所にいわくつくの歴史があり、なんらかの情動があったとすれば、そこを見た人の心に何かの影響を与えることは確かだろう。

References:theghostinmymachine. / / written by konohazuku / edited by parumo

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