合わせ鏡は悪魔を呼ぶ?世にも奇妙な世界に伝わる10の迷信 (3/7ページ)
ギリシャでそんなことをしたら、きっと怒られる。
その迷信によると、死者は冥界を流れるレテ川の水を飲むことで、この世とのつながりを洗い流すのだという。水での乾杯はそれに似ているため、誰かを呪い殺すに等しい行為なのだそうだ。
では、乾杯しないなら水を飲んで構わないのはなぜなのか? 乾杯をある種の祝福なのだと捉えれば、呪いと表裏一体の関係にあるのかもしれない。
・6. パンを逆さまに置いてはいけない(フランス)
パンのバターを塗った面を下にして置いたことはあるだろうか? 迷信を抜きにしても、あまり気持ちがいい感じはしない。だが、フランスでは不快なだけでなく、死を呼び込む不吉な行為だと考えられている。
一説によると、この迷信の由来は、かつて死刑執行人には片手で掴んだものをタダでもらえる特権があったことであるらしい。
パン屋は、パンを逆さまに置いておくことで、買い物客にそれが売り物ではないことを伝えた。やがて、この習慣が迷信につながったのだそうだ。
・5. 犬のフンを踏んだら運がいい!(フランス、ロシア)
うっかり犬のフンを踏んで嬉しい人はいないだろう。だが、フランスでは必ずしもそうだとは限らない。
運命の確率は2分の1だ。もしうんちを踏んだのが右足であれば、ツイてない(ツイてても)。その日は台無しだ。