合わせ鏡は悪魔を呼ぶ?世にも奇妙な世界に伝わる10の迷信 (5/7ページ)
・3. ヨーヨーが旱魃(かんばつ)を起こす(シリア)
迷信は大抵は歴史的な起源を持つものだ。科学のない大昔なら、黒猫が横切ると不吉であると考えられたとしても仕方なかったのかもしれない。
だが、意外にもあのヨーヨーが旱魃を起こすという迷信まであるのだ。
バリア・マイナー紙によれば、かつてシリアで旱魃が起きたとき、世界ではヨーヨーが流行っていた。それは雨のように垂れ下がっては、雨乞する人々を嘲笑うかのように手元へと巻き戻る。
こうしてヨーヨーが旱魃を起こすという迷信がシリアに広まり、その邪悪な影響を看過できなくなった当時の指導者たちは、1933年、ついにヨーヨーを禁止するに至った。警察はヨーヨーの没収まで命じられたそうだ。
・2. ヤギの呪い(ルワンダ)
あまり馴染みのないヤギの肉だが、アフリカでは結構食べられていて、たとえばケニアにはニャマチョマというヤギ肉料理があっておいしいそうだ。
だが同じアフリカでも、ルワンダでは女性が食べてはいけない食材とされていた。
なぜなら、ヤギには女性にはおよそ相応しくない特徴があるからだ――それは立派なあごヒゲだ。また、ヤギは性格的に頑固なところもある。