月が長いってどういうこと?旧暦9月「長月」の由来と、他にもたくさんの呼び名を一挙紹介! (3/5ページ)
他にも稲が熟して実るため「稲熟月(いねあがりづき)」とも呼ばれ、それがつづまり、訛った結果「ながつき」とも言われています。
稲作文化の深く根づいた日本らしい語源ですが、筆者としては優雅な「夜長月」説を推したいところです。
他にもたくさん!9月の別名いろいろ9月の別称は「長月」以外にもたくさんありますから、気分や文脈に合わせて使い分けると楽しいかも知れませんね。
彩月(いろどりづき)暑かった夏が過ぎ去り、次第に山や森が紅葉に彩られ始める時期で、紅葉月(もみじづき)とも呼ばれるようです。
詠月(えいげつ)秋の夜長に月を愛でつつ歌を詠む……そんな典雅の遊びに最も適した月であることから、そのように呼ばれます。
菊月(きくづき)旧暦9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」、菊の花を愛でて菊酒で健康長寿を願うイベントがあるように、菊の花が咲くから文字通りの菊月です。