今とはまったく違った江戸時代のお寿司の価値。由来・値段・人気ネタを比べてびっくり! (2/5ページ)

Japaaan

今もお寿司には酢を使いますが、それは手早く味付けをしてすぐに食べられるというスピーディーさと切っても切り離せない関係だったわけですね。

手軽さと高級さ…これぞお寿司の不思議

さて、スピーディーに食べられるということは、気軽に食べられるということでもあります。

つまり、江戸時代のお寿司はそんなに高級なものではなく、手軽・気軽に食べられるものだったのです。

とはいえ、最初からそうだったわけではありません。お寿司が「魚の漬物」だったことからも分かる通り、もとは作るまで時間がかかっていました。

ところが、江戸時代に「客の目の前で握ってすぐに提供する」という握りずしの新たなスタイルが登場し、大人気となったことで、お寿司は革命的に変化したのです。

これがきっかけで寿司屋も急増したのですが、いちいち店舗を構えるには土地が足りません。そこで、小さな面積でも開ける屋台が増えました。

現代の私たちが、コンビニでホットスナックや中華まんを買うのと同じような感覚だったのかも知れませんね。

江戸の郷土料理として知られる「江戸前寿司」も、もとをたどれば、屋台で気軽に食べられていたお寿司に行き当たります。

ちなみに、今も「立ち食い」の寿司屋がありますが、この立食形式のお寿司というのも、元々は屋台で寿司を販売していた時代の名残です。

「今とはまったく違った江戸時代のお寿司の価値。由来・値段・人気ネタを比べてびっくり!」のページです。デイリーニュースオンラインは、江戸時代寿司カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る