今とはまったく違った江戸時代のお寿司の価値。由来・値段・人気ネタを比べてびっくり! (3/5ページ)

Japaaan

このように、もともとお寿司はファストフード的な位置づけの食べ物でした。それは一周回って現代の回転寿司やスーパーのパック寿司などに受け継がれていると言えるでしょう。

「安く気軽に食べられる」という意味では、お寿司はそんなに価値の高くない食べ物と言えます。

一方で、お寿司には「お祝いのごちそう」「寿司のにぎりは職人芸」「本物のネタは高級店でしか食べられない」という敷居の高さもありますね。

安さと高さを兼ね備えた、不思議な食べ物です。

値段も人気のネタも全然違う!江戸時代のお寿司事情

さて、それでは価格面ではどうだったのでしょう。

現代は、回転寿司で安いものだと1皿に2貫のって100円で食べられます(90円というケースもあります)。

一方江戸時代はというと、当時の金額を現代の額に換算すると1貫で100円弱だったといわれています。今の回転寿司で、ワンランク高い部類のものと同じくらいですが、それでもかなり気軽に食べられる部類だと言えるでしょう。

ところで、驚くべきなのは「玉子焼き」の値段。今ではかなり安いイメージの玉子焼きのお寿司ですが、江戸時代ではなんと1貫およそ200円でした。

これには、当時の卵の値段が現代で言えば一個100円くらいと、今よりもかなり高かったことが関係しています。

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