「鎌倉殿の13人」打倒義時、燃え上がる後鳥羽上皇の野望……第47回放送「ある朝敵、ある演説」予習【前編】 (1/7ページ)
ついに尼将軍として、鎌倉の舵取りを担うことになった政子(演:小池栄子)。朝廷との駆け引きに疲れの見え始めた執権・北条義時(演:小栗旬)と共に難局を乗り越えていかねばなりません。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、残す放送はあと2回。第47回は「ある朝敵、ある演説」、言うまでもなく朝敵とは義時、演説は政子によるものです。
いよいよ最後のハイライト「承久の乱」に向けて、今回も予習していきましょう。
源頼茂の粛清、その真相は?……都には源三位入道の孫右馬ノ権ノ頭頼茂とて、大内守護にて有けるを、是も源氏なるうへ頼光が末葉なれと思召て、西面の者共に仰て、させる咎なきをうたせられけるこそ哀なれ。陣頭に火をかけて自害しけり。温明殿に付てげり。内侍所いかが成給ひけん。凡、院いかにもして関東を亡さんと思召けることあらば也……
※『承久記』より
【意訳】京都には源頼政(演:品川徹)の孫で右馬権頭(うまごんのかみ)こと源頼茂(演:井上ミョンジュ)という者が内裏を守護していた。